2014年8月4日月曜日

台風12号と高気圧でバックビルディング現象が発生、2014年高知

先週末からの高知の大雨は観測史上最高の雨量を記録し、大きな爪跡を残しつつありますが、この大雨の原因は、バックビルディング現象が起きたためと言われています。
降り始めからの雨量は8月の降水量の平年値の2倍から3倍、1日午前3時からの総雨量も、1,000mmを超えているところがあるなど、本当に記録的な大雨です。

このバックビルディングとは、台風に影響された湿った空気と、太平洋高気圧に影響された湿った空気がダブルで四国の高知へ雨雲、積乱雲を供給し続けることで発生したものです。バックビルディング現象は、大きな積乱雲が高いビルのように、同じ場所に次々にできる特徴がありますが、今の科学ではこうしたバックビルディング現象がどこで発生するか、ということは予測できないそうです。

被害にあわれた方々には心よりお見舞い申し上げます。



最近は雨量計が増えて、雨雲レーダーのように5分おきに雨雲の位置を観測、予測するシステムも出き、ゲリラ豪雨を回避する術も提供され始めましたし、少しずつ気象予測は進化していますが、こうして目に見える空の観測ですらまだ完全ではなく、先のバックビルディング現象など、被害予測が出来ないケースが多々あります。

さらに、太平洋の南には台風11号が発生していて、この台風の影響で再びバックビルディング現象が発生する可能性もあるそうです。

デジタル台風に書いてある、台風11号のコメントです。
---------------------------------------------------------------------

2014年8月3日
台風11号(HALONG)はさらに発達して「猛烈な」勢力となりました。この勢力を何日間維持できるのかが問題ですが、通常は2-3日というところです。今後通過する地域は海水温も高いため、当面は勢力を維持するものと考えられますが、動きが10km/hから15km/hとゆっくりしているため、陸地に接近するまで時間がかかります。
日本列島に強い勢力で接近する台風は、高速で一気に接近するため勢力が衰える時間がないという場合が多いのですが、台風11号は海上でモタモタしそうなため、この勢力のまま接近してくるのかはまだよくわかりません。例えばやや勢力を落としつつ眼が拡大してさらに巨大化するというパターンをたどる可能性もあります。いずれにしろまだ接近までの準備時間はありますので、最新情報を確認しながら台風に備えて下さい。
---------------------------------------------------------------------

このデジタル台風によると、「猛烈な勢力になった」とのことですが、中心気圧は945hpながら中止付近の最大風速も45m/sを超えており、このまま成長し続けるとちょっと怖いです。
ただ、毎年、この出来始めの台風の勢力を見てビビるものの、このまま成長し続ける台風もそんなにありませんから、注意深く見守っておけばいいのではないでしょうか。

なお、台風11号は現時点で九州には8日か9日の夜に上陸しそうな感じです。

ここまで台風とバックビルディング現象について書きましたが、こうした気象現象ですら予測できない事もあるわけなので、巷でやっている大地震の予測なんて当たるわけがないんですよね。
3.11後、そろそろ大地震が起きそうだ、などと言う人が大勢いますし、私も地震予測に興味を持って日々考えている一人ではあるのですが、目に見える天気ですらそんな状況なのですから、地中深くで起きる地震なんて予知、予測できるわけはない!と本音では思っています。

■関連記事
2014.8.20 高気圧と梅雨前線でバックビルディング現象が再び発生、2014年広島

0 件のコメント:

コメントを投稿