2014年4月17日木曜日

R-1ヨーグルトがインフルエンザ予防に効果あり、というのは明治の戦略だった!?

そういえば、明治ヨーグルトR-1は今でこそコンビニに行けばすぐに買えますが、2年ほど前は爆発的人気で中々手に入らない状態が続きました。
これはテレビでR-1ヨーグルトがインフルエンザに効く!と紹介されたことで爆発的に売れ出したのですが、本当にR-1ヨーグルトがインフルエンザに効果があったのでしょうか?

当時の記事を探してみました。

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ヨーグルトでインフルエンザ感染率が大幅に低下
日経トレンディネット 2011年08月19日

ヨーグルトを作るブルガリア菌の一種「1073R-1乳酸菌」(以下R-1乳酸菌)を含むヨーグルト飲料の継続摂取で、小中学生のインフルエンザ感染率が大幅に減った――。有田共立病院(佐賀県有田町)の井上文夫病院長が8月9日、都内で開催されたセミナーでこのような結果を発表した。

 この研究は、2010年10月1日から2011年3月18日までの全登校日に、佐賀県有田町の小中学生全員(合計1904人)がR-1乳酸菌入りヨーグルト飲料(112ml)を1日1本飲み続けて、インフルエンザ(A、B、新型)の感染を調べたもの。すると有田町の感染率は小学生で0.64%、中学生で0.31%と、有田町周辺の他地域や有田町を除く佐賀県全体(小学生1.90~10.48%、中学生1.31~7.06%)に比べ、有意に低かった。
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佐賀県の有田町は有田焼で有名なところですね。
そんな陶器の町で、R-1ヨーグルトを飲み続けてインフルエンザ感染率が著しく減った、この一つの事柄が報道されたことで、R-1はインフルエンザに効く!という認知がされたようです。


本当でしょうか??



論理的に考えると、

R-1ヨーグルトを飲み続けたらインフルエンザ感染者が減った、
ゆえにR-1ヨーグルトを飲み続けるとインフルエンザにかかりにくい。

と言えますが、

R-1ヨーグルトを飲み続けたらインフルエンザ感染者が減った、
ゆえにインフルエンザが減ったのは、R-1乳酸菌を摂取したからだ、

とは言えません。

なぜなら、R-1ヨーグルトには、R-1(1073R-1)乳酸菌だけではなく、色んな乳酸菌が入っているからです。
もしかしたら、R-1ヨーグルトに入っているR-1以外の乳酸菌で、明治ブルガリアヨーグルトにも入っている乳酸菌があったらどうでしょう?例えば他のブルガリア菌※とか、サーモフィルス菌とか。
これら他の乳酸菌がインフルエンザ予防に役立っている可能性も残ります。

※1073R-1乳酸菌はブルガリア菌の一種です。

上記は想像の域を出ませんが、万が一そうならば、112mlで126円(税別)のR-1ヨーグルトを買うよりも、450gで290円(定価)で明治ブルガリアヨーグルトを買ったほうが、かなりお得ではないでしょうか?

1g(1ml)あたりの単価は以下の通りで、R-1ヨーグルトはブルガリアヨーグルトの倍の単価です。

R-1ヨーグルト     1.089円/1g
ブルガリアヨーグルト 0.64円/1g

更に一般的なスーパーの価格で考えると、R-1ヨーグルトは122円、ブルガリアヨーグルトは151円程度ですから、それぞれの1g単価は、

R-1ヨーグルト     1.125円/1g
ブルガリアヨーグルト 0.335円/1g

となりまして、1gあたりの単価は大よそ3倍に広がります。

単純に考えると、明治はブルガリアヨーグルトを売るよりも、R-1ヨーグルトを売ったほうが3倍儲かります!


どうも、有田での話は商売の匂いがしてきました。。
すなわち、明治の計画されたマーケティング手法では?という疑念です。

しつこいようですが、R-1(1073R-1)乳酸菌がインフルエンザ予防に役立った証拠は一つもありません。
単にR-1ヨーグルトを飲んだ佐賀県有田町のインフルエンザ疾患率が下がったという一例だけです。


本当に効果があるのかどうか、真面目にやるなら他の地域でも追試しなきゃダメだろう、有田町の一例だけでは根拠が薄いだろうよ、効果があった乳酸菌は本当に1073R-1なの?と私が研究者だったら言うでしょう。


ちなみに、先ほどの日経トレンディネットの記事の中には、

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ヨーグルトでインフルエンザ感染率が大幅に低下
日経トレンディネット 2011年08月19日

 同様の試みは、同じ期間に山形県舟形町でも行われた。山形県では小中学生の休みの原因がインフルエンザによるものかどうかを集計するシステムが整備されていないため、厳密な分析はできなかった。しかし、舟形町の小中学生のインフルエンザ感染率も、周辺市町村に比べて低い傾向は見られたという。
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というふうに「厳密な分析はできなかった」と記事にあるのですが、当時の明治のプレスリリースを見てみると、

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「1073R-1乳酸菌」を使用したヨーグルトの継続摂取による
保育園・幼稚園児・小中学生の、欠席率変動・インフルエンザウイルス感染など健康状態に関する中間報告
(山形県舟形町・佐賀県有田町にて実施)
2011/01/14

 現在、佐賀県内の幼稚園・小中学校の学級閉鎖の数は、2010年12月24日までに16件発生、長崎県においても31件発生していますが、今般の「R-1乳酸菌」を使用したヨーグルトを継続的に摂取している佐賀県有田町の園児・小中学生では、学級閉鎖ゼロとなっております。また、山形県舟形町においてもインフルエンザのウイルス感染報告はゼロという結果になりました。
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と書かれているように、「山形県舟形町においてもインフルエンザのウイルス感染報告はゼロ」と少し盛った表現で結論付けています。

なんだかなぁ、、いい加減過ぎる。消費者を欺いているような気が・・・

まぁ、でもそれは作る人と売る人の立場も考えも違うから置いておいて、ここまで調べてみて、

R-1(1073R-1)乳酸菌がインフルエンザ予防に役立つというのは、明治のマーケティング戦略だった。

ということは理解が出来ました。明治は追試なんかできるわけないよね、やる意味もないし。

納得です。


明治は美味しいヨーグルトを作ってくれているので嫌いではありませんが、こうして調べてみるとやっぱり食品メーカーであり、利益追求を求められる株式会社なのよね、という気がしてきます。他の食品メーカー、企業も似たようなもんですがね、何だか明治さんを否定するような記事で申し訳ないですが、メーカーから正確な情報を出してほしければ、消費者がもっと賢くなる必要があるんでしょうね。

この記事を書きながら、そんな気がしました。

明治さん、もしちゃんとした実験結果があるのならばゴメンナサイ!記事撤回します。
これからも美味しいヨーグルトをよろしくお願いいたします。

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