2014年3月29日土曜日

金(Gold)投資のスタンス、私の場合

金投資は2008年くらいから初めて、ここ数年は株式投資に資金を振り分けてきたのですが、長期での資産運用、リスクヘッジという視点から、昨年2013年秋くらいから金投資の再開タイミングを検討していました。この時期は金価格はどんどん下落しており、買い場がもうすぐ訪れるだろう、そう考えていました。

そして年が明けて現金も下ろし、いつ買おうかと迷っていた矢先、2014年2月前半から相場は反転、急激に金価格が上昇し、併せて円安に振れてきて、円建てでの購入価格は4,300円ほどから一気に5,000円を超えるところまで上がってしまい、「読みが外れたか・・・買い場を逃したな・・・」と3月頭にはかなり凹んでいたのですが、3月中盤から金相場が崩れだして、何とか気持ちも持ち直してきたので、金についての記事でも書いてみます。

そもそも、金というのは持っているだけでは金利を産まないので、株式や債券などの資産、及び不動産と比べると「ただ保有する」という点では不利な側面があるのですが、私は長期的な資産防衛、今後は金価格の高騰、インフレや単なる金価格の上昇もあるでしょうし、その原因となるであろう、ドル基軸体制の崩壊、株式市場の暴落、戦争などの混乱、そうした有事に備える視点で、決して投資で儲けてやろうという前向きなものではないです。

但し、長期視点では必ず金価格は何倍にもなると見ています。


思い起こせば私が最初に金を買ったとき、これは知人から勧められたのですが、推奨理由はアメリカが世界で最大の8000トンの金を備蓄しているから、ドルが危なくなれば、金を担保としたドル延命体制をとるだろう、そうすれば金価格も高騰する、何倍にもなる!というものでした。
これは良くある金投資家の営業トークなんでしょうが、まずは毎月少しずつ買い足しながら、金市場、相場について自分で調べていくうちに、色々な背景も見えてきたところで、「もうしばらくすれば暴落しそうだな。。。」と思って、2010年ごろに全ての金を売却してしまいました。

その直後の2011年9月、金は史上最高値の1900ドルまで上昇したので、その状況を見て「アイタタタ・・・」と辛い毎日を送っていましたが、2013年4月の金価格大暴落(1日で約1560ドル⇒約1360ドル)、を経て、2013年秋に1200ドルを割りそうなところまで落ちてきました。
2014年になってから1400ドル近くまで急騰したものの、現在は暴落途中、現在1300ドルを割ったところです。
ようやく1900ドルまで持ち続けられなかった自分を許せる状況まで戻ってきたなー、そんな心境です。

兎に角、少し時間は後ろにズレたものの、暴落する、という想定通りになりましたからね。

そして過去20年の金価格チャートがこちらです。

一般的には1オンス1200ドルが、金鉱山会社の原価と言われていますので、それ以上は下がらないのではないか、と市場では言われていますし、中国の買いが続いている(中国の香港からの金輸入が増加継続中)ということからも、まだ、相場もそこまで崩れないのではないか、という人も多くいます。
そういう人が多ければ1200ドル近辺まで下がれば買いが入りますから、結果的にそこが下値となりがちで、それが人の気持ちで成り立っている相場というものです。
ただ逆にいうと、だからこそ、そういう人が少なくなれば、金鉱山会社の原価なんて話は意味を持たなくなって更に下落する局面も出てくるでしょう。

物事は片側からだけ見ても正しい姿は見えません。

また、私は金相場は「何らかの大きな力」が動かしている、という理解、スタンスで挑んでいます
金価格は市場参加者だけが決めているわけではありません。1919年以来、毎日ロンドンの談合で指標値の値決めがされるという金価格決定の仕組み等から、「何らかの大きな力」が働いているだろう、必然的にそう思うようになりました。

ロンドンでの指標値の値決めは、バークレイズ(英) 、ドイツ銀行(独)、ノバスコシア銀行(加)、HSBC(英)、ソシエテ・ジェネラル(仏) の5行により行われてきましたが、昨年後半から金価格操作の疑念が出てきて、ドイツ銀行が撤退の方向、という報道が多くみられるようになってきました。

こうしたロンドンでの談合は、一昔前では「陰謀論」で片づけられてきたのですが、金の歴史と世界史を紐解いていくと、「陰謀論」で片づけられない、表面上は見えづらい、色々なものが見えてきます。

ここでいう、「何らかの大きな力」というのは、長くなるのでまた別の機会に書くことにします。

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